数字を諦めたら伸びた話

数字を諦めたら数字が伸びた話

 

 

絵描きとしてポケモンの同人界隈で活動するにあたって実体験した事を記録として記事にします。(たまたまポケモン界隈で活動していただけでポケモンに限った話ではありません)

ポケモンでの二次創作

1年ほど前からポケモンで二次創作をしているセルと申します。ポケモンの二次創作には大きく分けて

・ポケモンを主に描いている人

・トレーナーを主に描いている人

の2種類が存在します。私は後者の分類の中でも《トレーナー同士のカップリング》を主に行なっています。初めはpixivで漫画投稿を始めた私でしたが、同志と萌え語りをしたい一心でTwitterを始めました。

最初は楽しかった

Twitterを始めてすぐはなにも気にせず好きな事を好きなだけ好きな人同士で語れる環境を純粋に楽しんでいました。他人の作品に共感し自分の作品にも共感(評価)をもらえるその環境はまさに楽園でした。

ですが人間はその環境に慣れると欲が出てくるもので、あろう事か人の作品とのいいね数を比べ始めてしまったのです。

嫉妬

創作をする方であれば少なからず共感して頂けると思うのですが失礼な話他のユーザーさんに対して「この人より私の作品の方が上手いのに何で伸びないんだ」という気持ちが湧き上がってきました。

自分のプライドがエベレストのように高かったのも関係あると思いますが私はその時嫉妬心に支配されてしまいました。

今思うと当時の自分の絵を客観的に見れていなかったと反省してます

当時嫉妬心に支配された私は勝手に不貞腐れ、なぜ絵を描いていたかを忘れ「どうせ描いても評価されない」と自暴自棄になりTwitterをログアウトし活動を停止しました。ログアウトしている期間ポケモン関連の絵は全く描きませんでした。

 

転機

活動停止からおよそ2ヶ月後私がまたTwitterに絵をあげるきっかけとなったのが絵チャットでした。

【絵チャットとは】自分や他の人が開いた部屋に勝手に出入りすることができて勝手に一緒にお絵描きする事ができるサービスです

 

Twitterで活動していない期間、私は絵チャットで別作品の絵を描いていました。

そんな時ふと目に入ったルームがポケモン。大好きな自ジャンルです。迷いましたが久しぶりに描いてみようかなと軽い気持ちで絵を描いたらやっぱりこの作品が、この作品の世界観もキャラクターも好きだと再認識しました。

その部屋には人がたくさん居てポケモンという世界を愛する人がそれぞれ楽しんで思い思いに表現していました。その時私は《絵って楽しむ事が大事なんだ》と気付いたんです。

 

Twitterでの活動再開と数字

それからの私はTwitterで他人の作品と自分の作品を比べるのを辞め、穏やかに絵を描いて過ごしていました。

過ごしていた はずだった‥‥

そう、人は簡単に変われないのです

一旦人との作品を比べるのはやめられたのですが今度は自分の数字が気になり出します。いいねをもらえない!伸びなくて一桁代、伸びても30いいねでした。

※今はいいねくれた方全員に感謝しています

30いいねでも十分もらってるじゃないか!0なことだってあるんですよ!

と思った方、その通りです。見てもらえるだけでもありがたいのに傲慢な話です。ですが当時それが分かりませんでした。

そしてそんな時目に入ったのは絵が爆速で上手くなっていくフォロワーさんでした。

今度は卑屈にはなりませんでした。凄いと思いました。私がいない間の短期間で構図がめちゃくちゃ上手くなってたんです!!!卑屈にはならなかったですが

正直くそ〜!!!このヤロ〜〜って思いました(素直)

とにかく凄いしめちゃくちゃ悔しかったです。

さいとうなおき先生の動画で言ってました。「嫉妬は口に出そう!」

無理でした(プライドがエベレストなので)

だから空リプで言いました「構図上手くなっててすげ〜!センス欲しいわ〜教えて欲しいわ〜」って。(私にしては成長です)

私が止まってる間努力していたフォロワーさんが成長してるのは当然です。そのフォロワーさんは私と違って性格がいいので教えてくれました。《とにかく模写しました!!》と。

で、性格の悪い私は思いました

基礎中の基礎じゃねえか!!!!!!!

(だから教えてもらったのにめちゃくちゃ性格悪い返事してしまいましたごめんなさい)

でもよく考えたら真剣に学ぼうと思って模写した事ってないなって思いました。

だからさいとうなおき先生のクロッキー大会のアーカイブ見てバチクソクロッキーしました。

そして過去の自分のイラストを見てつまらない絵だと感じました。

なんと!!今まで伸びなかったのは単に自分の絵に魅力がないからだったのです!!

当たり前と思うかもしれませんが自分の作品を客観視する事は簡単ではありません。何故ならその時はそれが良い!と思って描いてるわけですから。

クロッキーする事によって全体のバランスを掴む事ができるようになり、絵が格段に上手くなりました(当社比)

その結果は数字にも出ています。あれ?今みなさんこう思いませんでした?

数字諦めてねえじゃねえか

と。

違うんです。これ実は《数字のために絵を描いた》のではなく《成長していくフォロワーへの悔しさ》で絵が上達し、

数字を気にすることなく人と比較する事なく好きなものを楽しんで描いたから結果的に数字が伸びたんです

もちろん、伸びたものは旬ジャンルなのでそれも関係あります。が!

人と比較する暇などないくらい《急成長したフォロワーみたいにあるいはそれ以上に》自分も上手くなってやるぞ!という向上心や対抗心が数字を伸ばすきっかけになったのです。

時間はかかりましたが嫉妬も悔しさもバネにできるくらい自分の絵に対して向き合えた事はなにより良かったと思っています。

結論

【数字とはうまく向き合おう】

数字はモチベーションにもなりますし自分の作品を見直す大事な要素です。ですが数字を気にし過ぎることなく決して人の作品と比べず数字や評価だけでなく自分と、自分の作品と向き合う事が重要だと分かりました。

まだまだ道の途中!今後また卑屈になりそうな事があったらこの記事を見返してこの心を忘れず二次創作をみなさんと楽しんでいきたいです。

 

長文乱文でしたが最後まで読んでいただいてありがとうございました。

†自戒を込めて†

 

この記事を書いた人

sel(セル)

【@sio15896@pokemon.mastportal.info】

pixiv【https://www.pixiv.net/users/78760301】

 

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セル
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